その慧眼で、いち早くこの超新星に期待を掛けていたラニエリ監督はこう語った。マルシアルの移籍金は、成果報酬含めれば最大8000万ユーロ（約108億円）まで膨れ上がるとも言われている。ラニエリ率いるモナコが獲得した際の移籍金は500万ユーロ（約6億6500万円）と伝えられており、わずか2年で市場価格が16倍にも跳ね上がったことになる。ラニエリ監督はそうしたプレッシャーの大きさに飲み込まれることなく、焦らずに成長してほしいと切なる願いを語った。
「彼はゆっくり成長させてやるべきだ。彼はファンタスティックな選手だが、今は冷静でいることが大切。彼には自分の仕事に集中させてやってくれ。彼には素晴らしいキャリアが待っている」
　かつての恩師からのアドバイスを受けたマルシアルは、順調に成長を続けることはできるだろうか。