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レアル指揮官が明言 「C・ロナウドは不動の存在。それ以外はいい選手」
ベニテス流マンマネジメント
レアル・マドリードのラファエル・ベニテス監督が、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをチームで唯一不動の存在と明言した。それ以外は「いい選手」とし、ローテーション起用の対象と定義している。地元紙「AS」が報じている。
スペイン人指揮官は、アスレチック・ビルバオ戦前の記者会見で、ふくらはぎの故障から復調中のウェールズ代表FWギャレス・ベイルや、ローテーションについての質問を受けた。
「私はベイルとは英語で話している。彼は競争が必要であることを理解している。ここは特別な集団だ。クリスティアーノが年間60ゴールを決めることを誰もが知っている。それはボーナスなんだ。
私は彼とパウ・ガソルを比較した。それは偉大なチームと、そこに存在する違いをつくる選手についての話だ。エスパニョール戦では最も走った。彼は疲れた時に、出場時間を調整するが、彼は今日問題ない。ここで彼が唯一不動の選手。それ以外はいい選手だ」
驚異的なペースでゴールを量産するロナウド至上主義をベニテス監督は明確に打ち出した。バスケットボールの欧州選手権でスペインを栄光に導いたシカゴ・ブルズのスーパースター、ガソルとCR7を比較しながら、最強集団における独自のエース論を披露。そして、史上最高額の移籍金でトットナムから2013年に移籍してきたベイルらスター軍団と、C・ロナウドとの差別化を図っている。
「誰かをひいきしたりはしない。これは年間60ゴールを決める人間をサポートするということなんだ。カリム・ベンゼマもゴールを決める。とにかくこのチームはバランスが取れている」
C・ロナウドを気持ち良くプレーさせることはレアル勝利の近道でもある。ベニテス監督は強烈なエゴのひしめき合うスター軍団で、マンマネジメントでも工夫している様子だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images