“66億円MF”ケイタの能力を信じるクロップ 「まだライプツィヒ時代に達していない」

リバプールのMFナビ・ケイタ【写真:Getty Images】
リバプールのMFナビ・ケイタ【写真:Getty Images】

ジェラードの“8番”を受け継いだクロップ監督の秘蔵っ子、レギュラーには定着できず

 今季、リバプールはプレミアリーグで首位を快走している。シーズン開幕前には、4人の新戦力を加えたが、その一人がドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒから獲得したギニア代表MFナビ・ケイタだ。大きな期待を受け、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが背負っていた“8番”を受け継ぐこととなったダイナモだが、まだ十分な出場時間を確保できていない。英衛星放送「スカイ・スポーツ」に対してユルゲン・クロップ監督は、ケイタがRBライプツィヒ時代のパフォーマンスに達していないことを認めつつも、そのポテンシャルの高さに対する期待を語っている。

 リバプールはケイタに対して、異例とも言える期待の高さを示していた。今夏、リバプールに加入したケイタだが、リバプールがライプツィヒと彼の移籍について合意に達したのは2017年の8月だった。その後の17-18シーズンをライプツィヒでプレーしたケイタは、今季、満を持してリバプールに加わったのだ。

 クロップ監督は、1年越しに加入した待ち人を、開幕戦から3試合連続で先発出場させた。しかし、その後は負傷もあり、レギュラーに定着することはできていない。それでも、監督が彼に寄せている信頼は揺るぎないようだ。「ナビには、『すべてが順調だ』と話している。私は彼に関して、完全に満足しているよ。まだライプツィヒ時代の最高の状態には達していない。彼はまだ適応している途中なんだ」と、クロップ監督は言う。

 リバプールはケイタを獲得するため、ライプツィヒが設定していた違約金4800万ポンド(約66億5000万円)を満額支払った。これは17年8月当時のリバプールにとってクラブ史上最高額の移籍金だった。その金額に見合う活躍をしてくれると、クロップ監督は感じているようだ。

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