勝てないレアルは見るに値しない? 贔屓紙が深刻な“ベルナベウ離れ”を特集
0-2敗戦の本拠地ソシエダ戦の観衆は、今季ワースト3位の5万3412人
勝てないレアル・マドリードは見たくない? 現地時間6日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節で、レアル・マドリードはホームでレアル・ソシエダに0-2で敗れ、今季のリーグ戦で6敗目を喫した。レアル贔屓で知られるスペイン紙「マルカ」は、8万1044人が収容可能な本拠地サンチャゴ・ベルナベウには、今季ワースト3位となる5万3412人の観衆しか入らなかったことを取り上げ、「レアル・マドリードのファンは、サンチャゴ・ベルナベウから遠ざかっている」と報じ、危機感を煽っている。
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2018年最後のホームゲームとなった12月15日の第16節ラージョ・バジェカーノ戦(1-0)も観客数は5万5229人にとどまったが、19年最初のホームゲームでは、その記録をさらに下回ることとなった。「この日はスリー・キングス・デー(キリスト教の祝日)だからだ」という声に対しても、12-13シーズンの同日のレアル・ソシエダ戦には7万2500人、13-14シーズンのセルタ戦には6万5217人、さらに07-08シーズンのサラゴサ戦では過去最多の7万4000人を集めたことを紹介。祝日が、客足が遠のいている要因ではないとしている。
実際に今季、7万人を超える集客があったのは一度だけ。アトレチコ・マドリードとのダービーマッチに7万8682人が集まった時だけなのだ。残りのホームゲーム11試合では、6万人を切る試合が5つもあり、“ベルナベウ離れ”は深刻な状況となっている。
また、この試合ではチームが0-1のビハインドを取り戻そうと奮闘しているなか、負傷のためスタンドから観戦していたウェールズ代表FWギャレス・ベイルが、試合時間12分を残してスタジアムを後にしたことも話題となっている。「マルカ」紙は、現在では最後まで試合を見ることは義務化されていないとしつつも、「なぜ彼が早い時間にスタジアムを抜け出したのかは不明」と、疑問視している。
やはり、ファンやチームメートも、強いレアル・マドリードが見たいということなのだろうか。18年のレアル・マドリードのホームでの勝率は「62.96%」だった。言い換えると「37.04%」の確率で、彼らはホームで勝てていないのだ。同紙が過去24年間で最悪と指摘しているこの数値を少しでも改善できなければ、ファンの“ベルナベウ離れ”は、より深刻な問題になるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)