日本代表FW武藤所属のニューカッスル、ベニテス監督が1年契約延長オファーに態度保留
クラブの大改革を行いたいスペイン人指揮官は長期契約を希望か
日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルとラファエル・ベニテス監督の契約期間は、残り半年を切った。ニューカッスルは1年の契約延長オファーを出したものの、サインをしていないという。英地元紙「ニューカッスル・クロニクル」がその理由を伝えている。
これまで数多くの欧州トップクラブを指揮してきたベニテス監督は、2015-16シーズン途中にニューカッスルと3年契約を結んだ。低迷するクラブを救えず、16-17シーズンはチャンピオンシップ(2部リーグ相当)で戦うことになったが、チームを離れることなく、1年でのプレミアリーグ復帰に導いた。
プレミア昇格1年目の昨季は10位という結果を残した一方、今季は21節終了時点で15位と苦しんでいるが、ニューカッスルのフロントはベニテス監督の手腕を評価し、19年5月で契約の切れる契約を1年延長するオファーを出したという。しかし、ベニテス監督はこれに対して態度を保留しているという。
記事によると、ベニテス監督はニューカッスルの現オーナーであるマイク・アシュリー氏がクラブの売却を試みているこのタイミングは、契約延長のサインをするのに適していないと考えているという。また、クラブのアカデミー組織やスカウティングシステムから改革する意思があり、長期契約を求めているようだ。
今季、ブンデスリーガのマインツからニューカッスルに加入した武藤は、ベニテス監督の下で出場機会が制限されており、地元のファンからは「なぜ武藤を使わないんだ」という声があがる事態も起きた。現在、武藤はアジアカップの日本代表メンバーに追加招集されてクラブを離れているが、指揮官の去就によってはその未来も変わってくるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)