レアル、ソシエダにまさかの不覚 指揮官は“疑惑の判定”を非難「誰にも理解されない」
後半20分、ヴィニシウスがペナルティーエリア内で相手GKに倒されるもノーファウル
2019年に逆襲を期したはずのレアル・マドリードが、いきなりつまずいている。現地時間6日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節レアル・ソシエダ戦で0-2と敗れ、勝ち点を落とした。この試合で大きなプレーとなったのは19歳のブラジル人FWヴィニシウスが相手GKに倒されたかに見えたが、PK判定が下らなかったシーンだ。試合後、サンティアゴ・ソラーリ監督はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が使用されなかったことに不満の意を示している。
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キックオフから3分、ブラジル代表MFカゼミーロがペナルティーエリア内でファウルを犯してPK。これをFWウィリアン・ホセに決められて先制を許すなど、開始早々からリズムに乗れない。その後は圧倒的にマドリードが押す展開になるが、同点ゴールが決められない。それに加えて後半16分にはスペイン代表MFルーカス・バスケスが退場して1人少ない状況となり、さらに不利な展開になった。
そして不満がピークに達したのは後半20分のことだった。突破を図ったヴィニシウスがゴール前に侵入すると、ソシエダGKヘロニモ・ルジの手が引っかかって倒されたかのように見えた。しかし主審のホイッスルは鳴らず、同点機を逃す。そして同38分、ソシエダMFルーベン・バルドの追加点によって万事休した。
「ヴィニシウスのあれは、私にとっては明らかなものだった」
その前にあったスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのファウルについてVARが使用されたのは理解を示した一方で、「今日は全てがあべこべとなっている。ペナルティーが与えられなかったヴィニシウスのプレーは、誰にも理解されないものだった。(VARを)怠っていれば、サッカーに支払うべきものが増える」と恨み節を口にした。
マドリードはFIFAクラブワールドカップ(W杯)で延期されていた3日のビジャレアル戦を2-2のドローと勝ちきれず、この日もホームのサンチャゴ・ベルナベウで勝ち点を落とした。首位バルセロナとの勝ち点差が「10」に開き、覇権奪回へ厳しい状況となっただけに、昨年末にクラブW杯3連覇を成し遂げた“白い巨人”だが、スペインでの戦いでは今年も苦戦が続くのだろうか。
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