名古屋オーシャンズ、Fリーグのレギュラーシーズン1位確定! 23勝5分と無敗キープ

Fリーグのレギュラーシーズン1位を確定させた名古屋オーシャンズ【写真:河合拓/Futsal X】
Fリーグのレギュラーシーズン1位を確定させた名古屋オーシャンズ【写真:河合拓/Futsal X】

AFCフットサルクラブ選手権2019の出場権も獲得

 今シーズンも、Fリーグの絶対王者が強さを見せつけている。6日、Fリーグ・ディビジョン1は未消化となっていた第28節のフウガドールすみだvs名古屋オーシャンズの一戦が行われ、名古屋が4-3で勝利した。この結果、名古屋のレギュラーシーズン1位が確定。プレーオフ・ファイナル進出と、今夏に行われるAFCフットサルクラブ選手権の出場権を獲得した。また、これに伴い今季のプレーオフ・ファイナルが、武田テバオーシャンアリーナで開催されることも決定している。

 今シーズン、22勝5分と無敗を続けてきた名古屋。前半2分にすみだのFP春木啓佑に先制点を決められるものの、落ち着いて試合を運んでいく。徐々に試合の主導権を握ると、ブラジル代表FPペピータからのパスを受けたFP西谷良介が、古巣を相手に同点ゴールを決める。その直後にも名古屋は、ブラジル代表FPルイジーニョのゴールで2-1と逆転に成功した。

 しかし、ホームのすみだも譲らない。名古屋の猛攻をGK大黒章太郎の好セーブなどで凌ぎ、チャンスが来るのを待った。そして名古屋の最終ラインで起きたミスを逃さず、ブラジル人FPガリンシャが同点ゴールを記録。前半を2-2で折り返した。

 後半、この試合でレギュラーシーズン1位を決めたい名古屋は試合再開直後から勝負を決めにかかる。後半2分には日本代表FP吉川智貴のミドルシュートで再びリードを奪うと、その後も決定機を作った。同11分には、ペピータ、日本代表FP星翔太と連続でシュートを放つが、GK大黒、春木が体を張ってブロックしてリードを広げさせない。

 それでも13分、名古屋はブラジル代表FPヴァルチーニョの強烈なシュートで4-2としたが、すみだも直後に速攻からオウンゴールを誘発し、再び1点差に詰め寄る。残り3分を切り、すみだはここまで出場していなかったFPボラを投入し、FP大薗諒をGKにしたパワープレーを開始。同点ゴールを狙ったが、ボラのボレーが日本代表GK関口優志に止められるなど、得点はできない。このまま試合は4-3で終了し、名古屋がレギュラーシーズン1位となった。

 試合後、名古屋のペドロ・コスタ監督は「2019年、最初のゲームで1位を決めることができて、うれしく思います」と、昨季に続くリーグ戦1位を達成したことに安堵した。そして、「残り5試合、しっかりと勝って、良いメンタルでプレーオフに迎えたい」と、プレーオフにメンタル的にもポジティブな状態で入りたいと気を引き締めた。

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(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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