闘将シメオネ、アトレチコ通算250勝達成なるか 勝率は名将クライフを上回る60%超え
1クラブでの通算250勝達成となればムニョス、アラゴネスに次いで3人目
アトレチコ・マドリードは現地時間6日、リーガ・エスパニョーラ第18節で敵地セビージャ戦に挑む。2011年12月から指揮を執るディエゴ・シメオネ監督は、アトレチコ通算250勝目を懸けた試合になるが、スペイン紙「マルカ」は、単一クラブを率いてこの記録を達成した者が、過去2人しかいないことを報じている。
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現在、リーガ2位のアトレチコと3位セビージャの直接対決は、首位バルセロナを追走するチームを決める一戦になると言われている。2013-14シーズン以来となるリーガ制覇を目指すシメオネ監督は当然、セビージャ戦でアトレチコでの監督通算250勝目を挙げにくるだろう。
90年を越える長いリーガの歴史においても、同一クラブを率いて通算250勝を挙げた監督は、2人しかいないという。1人はレアル・マドリードを率いて605試合で357勝を記録したミゲル・ムニョス氏。そしてもう1人は、アトレチコで567試合を戦い、274勝を挙げたルイス・アラゴネス氏だ。
2人ともサッカー史に名を残す名将だが、シメオネ監督も、引けをとらない結果を残している。もしアトレチコが今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とコパ・デル・レイ(国王杯)で決勝まで勝ち進めば、彼らは35試合を残すことになり、アラゴネス氏の記録(274勝)を抜く可能性がある。
また、シメオネはこれまでアトレチコの監督として404試合を戦い、リーグ戦で167勝、CLとUEFAヨーロッパリーグで54勝、コパ・デル・レイで25勝、ヨーロッパ・スーパーカップで2勝、そしてスペイン・スーペルコパで1勝。その勝率は61.6%に上り、ムニョス氏の59%、アラゴネス氏の48.3%をも上回っている。
サッカー界に革命を起こした天才ヨハン・クライフ氏は、バルセロナの監督として401試合で指揮を執り、231勝を収めた。その勝率57%も、シメオネ監督は超えているのだ。
すでに伝説的な監督に並ぶ成績を残しているシメオネ監督。今後も長いキャリアを歩むであろうアルゼンチン人指揮官は、どれだけの勝利を重ねていくのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)