アーセナルGKチェフ、今季終了後に退団か エメリ監督「彼とクラブにとって最善の決断を」
36歳の元チェコ代表守護神、今夏加入したGKレノに定位置を奪われる
元チェコ代表のGKペトル・チェフは、2018-19シーズン限りでアーセナルを去ることになるかもしれない。アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、FAカップ4回戦のブラックプール戦を前に、この試合にチェフが先発することを明言した。一方で、チェフがクラブと契約を更新するかについては、言葉を濁している。英紙「ザ・サン」が報じている。
今シーズンの開幕時、チェフはアーセナルの正GKとしてゴールマウスを預かっていた。しかし、プレミアリーグ第7節のワトフォード戦(2-0)でチェフが負傷すると、ドイツ代表GKベルント・レノが起用された。18年の夏に約27億円の移籍金でレバークーゼンから加入したレノは、このチャンスをものにして正GKの座をつかんだ。
36歳のチェフは、今シーズン限りでアーセナルとの契約が満了する。そのため、同じく契約満了となるイングランド代表MFアーロン・ラムジー、イングランド代表FWダニー・ウェルベックとともに、チームを去る可能性が高まっている。
プレミアリーグでも有数の実績を持つGKの今後について、エメリ監督は「ペトルの長期的な未来の話は分からない。それはクラブと選手自身が話をつけることだ。ペトルは、ブラックプール戦でプレーする。その後、彼にとっても、クラブにとっても最善となる決断を下したい」と、言葉を濁した。そして、「私たちは、正しいタイミングで、彼と話し合いを持つよ」と続けている。
2015-16シーズンの開幕時に11年を過ごしたチェルシーからアーセナルに加入したチェフ。18年夏には、ベルギー代表GKティボー・クルトワがチェルシーからレアル・マドリードに移籍したことで、古巣に戻るのではないかとも報じられた。今後もレノがアーセナルの守護神を務める状況が変わらなければ、シーズン終了後にチェフは新たなオファーを待つことになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)