流経大柏を救った“異色の強肩” ロングスローを操る背番号10「CKと変わらない」

体育のハンドボール投げでも、高校で一番の飛距離を誇るMF熊澤【写真:Football ZONE web】
体育のハンドボール投げでも、高校で一番の飛距離を誇るMF熊澤【写真:Football ZONE web】

体育のハンドボール投げでも高校で一番の飛距離を誇る天性の資質

「たまたま練習でボールを投げているところを監督に見られて、『やってみろ』と言われて、そこからです」

 熊澤はスローインの担当となった経緯について、そう振り返った。ロングスロー自体は珍しいプレーではなくなってきているが、ポジション的にはサイドバックが務めるケースが多い。背番号「10」がその役割を担うというのは異色と言っていい。

「特に訓練しているわけでもないのに、飛距離もどんどん伸びているんですよ。筋肉もないのに、なんでだろう。でも、上半身はめちゃくちゃ柔らかいんですよ。だから、反る力とかバネとか、そういうことなんだと思います」

 体育の授業で行われたハンドボール投げも、高校で一番の飛距離を叩き出したという熊澤。スローインの資質が備わっていたと言えるが、選手権におけるロングスローの存在意義について尋ねると、「この大会では、コーナーキックと変わらないチャンス。そういうセットプレーからチームを救えることができます」と胸を張った。

[ftp_del]
>>【PR】元浦和の鈴木啓太氏が2018年Jリーグを総括 DAZNで広がる「観る側の面白さ」
[/ftp_del]

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング