快進撃の尚志、帝京長岡に1-0勝利で4強進出 準決勝は青森山田との“東北決戦”に決定
前半22分、FW二瓶のスルーパスをFW染野がスライディングシュートで仕留めて決勝点
第97回全国高校サッカー選手権準々決勝、尚志(福島)対帝京長岡(新潟)の一戦が行われ、U-17日本代表の注目FW染野唯月の決勝ゴールで尚志が1-0で勝利。同校にとって2度目となる埼玉スタジアム行きの切符を手に入れた。
2年生ながら世代別日本代表の経験があるFW染野ら俊英を揃え、2011年度大会以来となる準決勝進出を目指す尚志と、昨年8月の全日本フットサル選手権U-18で優勝するなどフットサルで足元の技術を鍛えた帝京長岡。隣県同士の一戦はお互いがテクニックと連動性を発揮しようとする小気味いい展開となった。
そのなかで試合が動いたのは前半22分。帝京長岡が最終ラインでのビルドアップ時にもたつくと、それを見逃さなかった尚志のFW二瓶由嵩がカット。そこからのスルーパスを受けた染野が滑り込みながらのシュートで先制ゴールをゲット。尚志が1-0とリードを奪った。
リードを奪った尚志はその後も押し気味で試合を進めたままハーフタイムへ。しかし、追いつきたい帝京長岡は後半に入って反発力を見せる。13分に左サイドを深くえぐり込んでからFW小池晴輝がフリーになってシュートを放つ。尚志GK森本涼太のファインセーブに阻まれたが、ここから徐々に勢いに乗る。
後半18分にはDF長渡彗汰が約30メートルの位置から思い切りよくロングシュート。縦回転のかかったボールは急激に落ちゴールを襲ったが、GK森本がわずかに触りクロスバー直撃。それでも東福岡(福岡)、前橋育英(群馬)を撃破した尚志相手に一歩も引かない戦いぶりを見せる。
しかし、尚志はDFフォファナ・マリックらを中心とした4バックが最後まで破綻をきたさず、今大会2回目の無失点勝利。試合巧者ぶりを見せ、準決勝では青森山田(青森)との“東北決戦”に臨むことになる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)