プリシッチ獲得はアザールのレアル移籍の布石か 元ブラジル代表MF「可能性は高くなった」
プリシッチは来夏よりチェルシーでプレー、その時アザールは?
ドルトムントのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが、プレミアリーグのチェルシーへ移籍することが、現地時間2日に発表された。バルセロナのレジェンドで元ブラジル代表FWリバウド氏は、このプリシッチの移籍がチェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールのレアル・マドリード移籍につながると信じているようだ。英紙「デイリー・スター」が報じた。
アメリカ代表の将来を背負う20歳のプリシッチは、争奪戦となっていたなかでチェルシーへの移籍を決断。今季終了時まではチェルシーからのレンタル移籍という形でドルトムントに残ることになっており、来夏からロンドンを本拠地とするビッグクラブでプレーすることになった。
ただ、このアタッカーの獲得により、一気に去就が不透明になったのがアザールだ。もともとチェルシーとの契約は2020年夏までとなっており、クラブが提示した契約延長オファーにも応じていない。アザールは、かねてからレアルのファンであることを公言しているが、レアルもまたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに代わるスタープレーヤーを欲している。こうした状況のなか、チェルシーがアザールとポジションの重なるプリシッチを獲得したことで、アザールの去就問題が過熱することとなった。
かつてバルセロナでプレーしたリバウドも、アザールがスペインに渡ると考えている一人だ。オンライン会社「Betfair」の取材でリバウドは、「来シーズンに間に合うようにチェルシーがプリシッチとサインしたことで、アザールのレアル・マドリード移籍の可能性は高くなったと信じている」と自身の見解を明かしている。
「彼が優秀な選手であることは間違いない。そして、もしマドリードと契約するチャンスが来たのなら、それは彼にとってもクラブにとっても大きな動きになるだろう。アザールはたくさんの資質を持っており、ワールドカップでは素晴らしい結果を収めた。彼はパスを非常に得意としており、得点に固執していないことを考えると、(ウェールズ代表FW)ギャレス・ベイルや(元フランス代表FW)カリム・ベンゼマのような選手たちとゴール前での質を向上させるために役立つだろうね」
ブラジルのレジェンドであるリバウドからも高い評価を受けたアザール。来季は白いユニフォームを着て、サンチャゴ・ベルナベウのピッチに立つことになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)