独誌「ブンデス前半戦採点ランク」、長谷部が“DF部門”1位! 「思慮深いベテラン」と絶賛
「キッカー」誌がポジション別のランキングを発表 長谷部は全体でも12位
ドイツ誌「キッカー」は現地時間2日、2018-19シーズン前半戦の「トッププレーヤー・ランキング」を発表。元日本代表MFでフランクフルトでは主にリベロとして活躍する長谷部誠が、バイエルンのドイツ代表DFヨシュア・キミッヒ、同ジェローム・ボアテング、同マッツ・フンメルスらを抑えて、DF部門の“王座”に輝いた。
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「キッカー」誌は試合ごとに選手採点をつけており、その平均点をベースにランキングを発表。長谷部は「2.73」(ドイツの評定は1が最高、6が最低)で、ボルシアMGのドイツ代表DFマティアス・ギンター(2.83)、ドルトムントのフランス人DFダン=アクセル・ザガドゥ(2.94)を上回り、見事DF部門のトップとなった。
34歳の長谷部は、夏のロシア・ワールドカップ(W杯)の疲れがあったことや、アディ・ヒュッター新監督のシステムへの適応に悩み、今季開幕当初はなかなか出場機会を得られなかった。しかし同監督が4バックから3バックに切り替えると、長谷部はリベロとして出場機会を得るようになり、守備の中心人物に。長谷部がフィットするとともにチームも調子を上げ、ラツィオ、マルセイユらと同居したヨーロッパリーグ(EL)のグループステージでは6戦6勝で堂々の首位通過。ブンデスリーガでも4位RBライプツィヒに勝ち点4差の6位と、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を目指せる位置につけている。
同誌は、フランクフルトのこうした躍進には「長谷部が大きな役割を果たしている」と述べ、「その目と予知能力、素晴らしいポジショニングで周囲を納得させる思慮深いベテラン」「王者長谷部」と同選手を称えた。長谷部はポジション別ではない全体のランキングでも12位とトップ15入りを果たしている。
なお、GK部門ではドルトムントのスイス代表GKロマン・ビュルキが2.53で首位。MF部門ではホッフェンハイムのドイツ人MFケレム・デビルバイが2.45でトップだった。FW部門ではフランクフルトのセルビア代表FWルカ・ヨビッチが2.58で、ドルトムントのスペイン代表FWパコ・アルカセル(2.61)をわずかに上回り、首位の座に。今季不調のバイエルン勢はどの部門でもトップに立つ選手がおらず、守護神のドイツ代表GKマヌエル・ノイアーは16位と低評価に終わっている。