1年間で縮めた“5cmの執念” 秋田商が選手権で見せる快進撃「甲子園は凄かったけど…」
甲子園準優勝・金足農の再現に期待かかるも浮き足立たず
龍谷戦では奇しくも1年前と同じ0-1のビハインドを背負う展開となり、試合終了間際に同じようなクロスから今度は高い打点で見事にヘディングを合わせてネットを揺らした。
山本は記者から「あの時の5センチは埋められたか?」と尋ねられると、「はい、埋まりました」と自信を持って答えていた。決して身長が伸びただけではない、血の滲むような努力で縮めた5センチだった。
また、秋田県の代表として躍進を見せていることから、2018年夏の甲子園で準優勝を果たした金足農業高の再現に期待が高まり始めている。しかし、山本は「甲子園は凄かったけど、自分たちは自分たちのやってきたことを信じて試合に取り組むだけ」と、大きな期待や重圧に捉われず、目の前の試合に死力を尽くす姿勢を貫いた。
準々決勝の相手は、前回大会の準優勝・流通経済大柏(千葉)だ。秋田商の選手たちが「YouTubeでハイライトを確認するような存在」と言うように、文字通り格上との対戦。それでも、変わることのないチャレンジャー精神で、今大会最大のアップセットを見据えている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)
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