「マラドーナはメッシより上」 “サッカーの神様”ジーコがアルゼンチン永遠の議題に言及
所属クラブでの貢献は“対等”も、代表シーンでのマラドーナの圧倒的な“個の力”を評価
バルセロナのFWリオネル・メッシは、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並び、現代のサッカー界において史上最高の選手の1人と称される。母国アルゼンチンでも英雄ディエゴ・マラドーナとたびたび比較されるが、“サッカーの神様”こと元ブラジル代表MFジーコ氏は「マラドーナはメッシより上だ」と主張している。
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メッシは2004年にバルセロナのトップチームでプロデビュー。その後瞬く間にレギュラーに上り詰め、2006-07シーズンから12年連続でシーズン二桁得点を挙げている。これまでにバロンドールを史上最多タイの5回受賞し、2018年は5度目の欧州得点王(ゴールデンシュー)に輝いた。
欧州サッカー界を席巻するその実力に疑いの余地はないが、「C・ロナウドvsメッシ」とともに、幾度となく議論に挙がるのが「マラドーナvsメッシ」だ。両者ともにアルゼンチンが誇るスーパースターだが、鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏の中では、どちらが上か明確なようだ。
スペイン紙「マルカ」のインタビューに応じた“サッカーの神様”は、「マラドーナはもっと競争力のあるフットボールをしていた。彼は常にマーカーを相手にプレーしていたし、メッシのようにチームに多くを還元していた」と言及。その“差”は、アルゼンチン代表での勝負強いパフォーマンスにあるとしている。
「マラドーナはアルゼンチン(代表)にも多くを還元した。彼は世界チャンピオンだ。マラドーナは常にビッグトーナメントで勝っていた。当時のアルゼンチンには、ヨーロッパでプレーする今のようなハイレベルのスターはいなかったからね」
マラドーナは徹底マークを受けるなかで、1986年のメキシコ・ワールドカップでは準々決勝イングランド戦の“5人抜き”をはじめ、5得点を挙げてMVPを獲得する圧巻の活躍でチームを優勝に導いた。現在ほどタレントが豊富ではなかった時代にも、個の力でタイトルをもたらすなど、大きな大会で結果を残してきた点を評価し、ジーコ氏は「マラドーナはメッシより上だ」とトータルで評価を下している。
メッシは残りのキャリアで、マラドーナを完全に超えたと言わしめるほどのハイパフォーマンスを見せられるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)