高校選手権8強決定! 流経柏&青森山田は強豪対決に勝利、“王者”前橋育英は連覇逃す
流経柏は星稜に1-0、青森山田は大津に3-0勝利 前橋育英は尚志に1-2敗戦
第97回全国高校サッカー選手権は3日、各地で3回戦が行われ、平成最後の王者を目指すベスト8が出揃った。前回王者の前橋育英(群馬)が姿を消した一方で、前回準優勝の流通経済大柏(千葉)や2大会ぶりの頂点を狙う青森山田(青森)は勝ち残った。
浦和駒場スタジアムの第1試合では、連覇に挑んだ“タイガー軍団”が姿を消した。尚志(福島)との一戦は後半の立ち上がりに連続ゴールを許すと、同31分に1点を返したが及ばず。1-2で敗れた前橋育英がここで敗退となった。第2試合では、徹底したポゼッションを貫く帝京長岡(新潟)が名将・小嶺忠敏監督が率いる長崎総科大附(長崎)に2-1で競り勝ち、新潟県勢としての最高成績に並んでいる。
等々力陸上競技場では第1試合で前回ベスト4の矢板中央(栃木)が前半2分に挙げた先制点を守り切り、立正大淞南(島根)に1-0で勝利。第2試合では2大会前の王者である青森山田が、大津(熊本)に3-0と快勝。連覇を目指した前回大会で敗れた鬼門の3回戦を突破して、8強へと進んだ。
フクダ電子アリーナでは、前回準優勝の流通経済大柏が前半5分にJ1鹿島アントラーズへの入団が内定しているDF関川郁万が先制点を決めて守りきり、優勝経験校の星稜(石川)との名門対決を1-0で制した。第2試合では通算44回目の出場となる秋田商(秋田)が龍谷(佐賀)と対戦し、後半終了間際の同点ゴールでもつれ込んだPK戦を制して勝利。秋田商としても、秋田県勢としても第65回大会以来32大会ぶりの8強へと駒を進めた。
駒沢陸上競技場では、初出場の瀬戸内(広島)が岡山学芸館(岡山)との中国地方対決を2-1の逆転勝利で制した。第2試合では、今年度のインターハイ優勝校の山梨学院を県大会で破って出場した日本航空(山梨)が丸岡に3-2で競り勝っている。
得点王争いは5得点で並ぶ藤井奨也(立正大淞南)と大竹悠聖(大津)、4得点の永田一真(岡山学芸館)がすでに敗退。同じく4得点の晴山岬(帝京長岡)や3得点の中川歩夢(瀬戸内)にゴール数を伸ばすチャンスが残っている。
準々決勝は5日に等々力陸上競技場とフクダ電子アリーナで、3回戦の各会場で勝利したチーム同士が激突する。高校サッカーの頂点を懸けた平成最後の選手権、8強以降の戦いではどんなドラマが待っているだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)