「目標はW杯」 流経大柏DF関川、“鹿島のDNA”を受け継ぐ男の昌子の穴を埋めうる資質
3回戦で強豪・星稜を1-0で撃破、鹿島加入内定の関川が殊勲の決勝ゴールをマーク
「1-0で勝つチームが一番強い」
流通経済大柏のDF関川郁万が2日の第97回全国高校サッカー選手権2回戦・徳島市立戦(2-1)後に言い放った発言を証明するかのような完封勝利だった。3日の3回戦で強豪・星稜を1-0で撃破。決勝点を挙げたのは、強烈なヘディング弾を叩き込んだ関川である。
「チームの目標は優勝。だけど、個人の目標はヘディングでゴールを奪うことだった。自分にはヘディングしかないので。今年は1年間通して点を取ることができなかったチームなので、無失点の1-0で勝てたのが大きいです」
試合後、関川は選手権という舞台で自身の武器であるヘディングで結果を残したこと、チームの目指す無失点勝利の達成に満足感を示した。
ゴールへの野心は強いものがあったが、最終学年として迎えた今大会は「このチームを勝たせることが何よりも大事。そのために必要なら自分がゴールを取りにいく」と、意識の変化を見せていた。そして、この一戦ではまさにチームを勝利に導く値千金の決勝弾を叩き込み、「チームのためのゴールを奪う」という言葉を見事に有言実行してみせた。
前日は勝利も厳しい表情だったのに対し、星稜戦後は少しばかり笑顔を見せた関川。鹿島アントラーズ加入が内定しているなか、将来のキャリアについては「自分の目標はワールドカップ(W杯)」と大きな目標を掲げた。
「練習参加で、鹿島の選手から食生活から何から、プロとして過ごすべき日々を学んだ。鹿島のセンターバック(CB)は、日本を代表するCBを意味する。なので、自分もそうなっていかなくてはいけない」
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