鹿島内定DF関川が殊勲の決勝弾! 流経大柏が星稜を1-0撃破、“強豪対決”制し2年連続8強
前回大会準優勝の流経大柏が完封勝利で準々決勝へ
第97回全国高校サッカー選手権は3日、フクダ電子アリーナで3回戦の星稜(石川)対流通経済大柏(千葉)が行われ、鹿島アントラーズ加入が内定しているDF関川郁万の強烈なヘディングシュートが決勝ゴールとなり、1-0で流経大柏が準々決勝に駒を進めた。
前回大会で準優勝の流経大柏は、前日に行われた初戦の徳島市立(徳島)戦で後半途中までビハインドを背負う厳しい展開を強いられたが、そこから2ゴールを奪い2-1で逆転勝利を収める勝負強さを発揮していた。
2回戦で明秀日立(茨城)を退けた星稜との強豪対決となったが、試合は前半5分にMF芹田悠真のCKを関川が頭一つ分抜けた打点の高いヘディングシュートを叩き込み、流経大柏が早々に先制する。その後は星稜のMF有馬大勢に、同23分にクロスバー直撃のミドルシュート、同アディショナルタイムにバーをわずかに逸れる鮮烈なダイレクトボレーを放たれるなど、ゴールを脅かされるシーンが続いたが、関川が統率する最終ラインが粘りの守備を見せ、前半をリードして折り返す。
後半に入ると、19分にFW左部開斗がペナルティーエリア内で右足を振り抜き、左ポストを叩くなど、流経大柏が押し込む時間が長くなる。試合終盤は流経大柏が常勝チームらしい盤石なブロックを敷いて相手につけ入る隙を与えず、試合はそのまま1-0で終了。昨年決勝の雪辱に燃える流経大柏が完封勝利で、2年連続の準々決勝進出をつかんだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)
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