柴崎岳の獲得にウエスカが照準とスペイン全国紙も報道 指摘した2つの懸念材料とは?

ヘタフェのMF柴崎岳【写真:Getty Images】
ヘタフェのMF柴崎岳【写真:Getty Images】

降格圏脱出を狙うリーガ最下位チームが日本代表司令塔に注目か

 ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は9日に初戦を迎えるアジアカップで司令塔としての活躍が期待される一方で、所属クラブでの出場機会に恵まれない状況から今冬の移籍が噂されている。そうしたなか、スペインの全国紙「マルカ」が候補として挙げているのは、現在リーガ・エスパニョーラ最下位のウエスカだ。

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 スペイン北東部に位置するアラゴン州にあるウエスカは、2017-18シーズンに昇格プレーオフを制してクラブ史上初となる1部昇格を果たした。勇躍乗り込んだ2018-19シーズンは開幕節エイバル戦で2-1の勝利を飾ったものの、第3節バルセロナ戦で2-8の大敗を喫するなど、多士済々の相手との力の差に苦しみ、第17節終了時点で1勝5分11敗の勝ち点8で最下位。残留圏内の17位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差は「8」となっている。

 なんとしても降格圏からの浮上を果たすため、クラブは今冬の補強に動いており、その“救世主”として白羽の矢が立っているのが柴崎だ。ウエスカの地元メディア「ヘラルド・デポルテ」がすでに報じているが、柴崎獲得に照準を向けていることを同紙も認めた。

 ただし柴崎獲得にあたって懸念となるのが、移籍金と日本代表での活動だ。ヘタフェのペペ・ボルダラス監督がカウンター重視の戦術を採用しているため、今季の出場は限られている。ただ「数分しかプレーしていないとはいえ、この日本人選手は移籍市場で国際的な立ち位置にいる選手の1人だ」と、他クラブと競合する可能性を指摘している。

 そして1月に開催されるアジアカップも、もう一つの障壁となる。「すぐに結果を出したい下位クラブの強化を妨げかねない。ガクは1月下旬から2月上旬に合流することになるが、そこからチームに素早く溶け込む必要がある。この日本人選手はテネリフェとヘタフェでチームに適合しきるのに難しい期間があった」と、過去2度の移籍についても触れている。

 とはいえ、出場機会を増やしたい柴崎にとって、オファー自体があることはポジティブと言えるだろう。アジアカップで大活躍を見せることで、今季の苦境を打破していきたいところだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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