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相手DFを骨折させたテベスが謝罪 「彼の元へ行って謝りたい」
「故意ではなかった」と否定
またもピッチ上で重傷者が出てしまった。今度は、アルゼンチン国内リーグでの出来事だ。昨季までユベントスでプレーしていたボカ・ジュニアーズのFWカルロス・テベスが、アルヘンティノス所属のDFエセキエル・ハムにスパイクの裏で踏みつけるような危険なタックルを仕掛け、足首骨折の重傷を負わせてしまったという。テベスは公の場で自らのプレーを謝罪したと、英地元紙「ガーディアン」が報じている。
19日に行われたアルゼンチンプリメーラ・ディビジョンの一戦で、テベスは2得点でチームを3-1の勝利に導いた。しかし、その勝利も悲劇によってかすんでしまった。
後半31分、イーブンのボールにハムとテベスの両者が反応。クリアしようとしたハムの右足首にテベスの足裏タックルが直撃。ハムはもん絶し、顔を覆ってピッチにうずくまった。映像で確認しても、ハムの足はあらぬ方向に曲がっている。ハムは当然そのまま途中交代。「ガーディアン」によれば、右足首を骨折し、手術が必要になるという。
試合後、テベスは地元テレビのインタビューを通じ、謝罪の言葉を述べている。
「僕はボールを奪いにいったんだ。悪質な意図はなかった。とても悲しいよ。彼を傷付けたいなんて思っていなかった。これまでフットボールの中で誰かを傷つけたことなんてなかったし、これが初めてだ。彼の元へ行って謝りたい」
欧州では先日のUEFAチャンピオンズリーグの舞台でマンチェスター・ユナイテッドのDFルーク・ショーが右足の腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)の重複骨折を負った。バルセロナのMFラフィーニャも右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂で長期離脱と、ピッチの上で重傷者が続出する事態となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images