長谷部誠は「補うのが難しい」 独紙の“シーズン中間採点”でチーム2位タイの高評価
リベロとして守備を支え、前半戦6位に貢献「守備ブロックの中心的選手で安定剤だ」
元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは、17試合を終えて8勝3分6敗(勝ち点27)の6位でシーズンを折り返した。地元メディアは「誰が成功したか? 誰が失敗したか?」と選手の中間採点(1が最高、6が最低)を実施。リベロとしてチームを支えた長谷部は、全体2位タイの「1.5点」で「最後の砦」「安定剤」と評価された。
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ロシア・ワールドカップ後に日本代表引退を表明した長谷部。開幕3試合は今季就任したアディ・ヒュッター監督が、4バックを採用したこともあって出番がなかったが、3バックにシフトし始めたリーグ第4節RBライプツィヒ戦(1-1)で初スタメン。7勝3分4敗と右肩上がりで、6位につけている。
第5節ボルシアMG戦(1-3)はボランチでの出場だったが、それ以外は全てリベロ起用。チームも9月下旬から11月末にかけて公式戦12試合負けなし(11勝1分)を記録した。現地時間12月13日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ最終節ラツィオ戦(2-1)で左ハムストリングを痛めて負傷交代し、リーグ戦3試合を欠場して2018年を終えたが、今季はここまでリーグ戦11試合、カップ戦2試合、EL6試合に出場している。
ドイツ紙「Hessenschau」は、「誰が成功したか? 誰が失敗したか?」と選手の中間採点を実施。長谷部は、3バックのコンビを組んだ19歳のフランス人DFエヴァン・ヌディカ、ドイツ人DFダニー・ダ・コスタとともにチーム2位タイの「1.5点」を付けられた。
「アイントラハトの安定性の欠如は、ハセベの状態の向上とともに戻った。34歳のアクターは第6節のハノーファー戦以降、最終ラインの“最後の砦”として躍動した。守備ブロックの中心的選手で安定剤だ。彼の失敗は補うのが難しい」
寸評では、リベロとして安定した守備を支えたことを高く評価している。ちなみに、チーム最高点は、12ゴールを挙げたセルビア代表FWルカ・ヨビッチと9ゴールのフランス人FWセバスティアン・アレ、全17試合に出場して1得点6アシストのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチの「1点」だった。
長谷部には2019年もリベロとして八面六腑の活躍が求められるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)