マンUのモウリーニョ前監督を痛烈批判 英解説者「記憶に残ることはない」
元スコットランド代表FWの解説者が指摘 「ユナイテッドには合っていなかった」
成績不振で解任となったマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ前監督について、元スコットランド代表FWで現在は解説者として活躍するアンディ・グレイ氏が痛烈に批判をしたと、英紙「デイリー・エクスプレス」が伝えている。
モウリーニョ前監督はプレミアリーグ第17節リバプール戦に敗れた後に、チームの指揮権を失いユナイテッドの監督を退任した。その後、クラブOBである元ノルウェー代表FWオレ・グンナー・スールシャール氏が暫定監督として指揮官に就任することが発表された。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」の番組に出演したグレイ氏は、モウリーニョ前監督がユナイテッドに必要な存在だと当初は感じていたが、クラブの歴史に名を残すような偉大な監督からは程遠かったとの見解を示した。
「彼は、サー・マット・バスビー(1945〜69年に監督)やサー・アレックス・ファーガソン(1986〜2013年に監督)のように記憶に残ることはない。ロン・アトキンソン(1981〜1986年に監督)でさえもクラブの順位を引き上げ、トミー・ドーチェティ(1972〜1977年に監督)も一定の期間チームの指揮を執り、タイトルを手にしたのにだ。彼らのほうが、ジョゼ・モウリーニョよりも、よほど記憶に残るだろう」
モウリーニョ前監督は就任初年度(2016-17)こそ、UEFAヨーロッパリーグ制覇(EL)とリーグカップでの優勝を果たしたが、その翌シーズンはリーグ戦で2位に終わっている。
「ビーイン・スポーツ」で共演したリチャード・キーズ氏は、「優勝をしなかったわけではない」とモウリーニョ前監督を擁護したものの、グレイ氏は「勝ち方が問題」と言い切った。2位で終えた昨シーズンについても、「14位でもおかしくなかった。(昨年王者の)マンチェスター・シティとはそれほどの差があった」と一刀両断している。
「彼はユナイテッドにとってピッタリの監督だと本気で思っていたようだが、結果的にその逆だったことを証明した。彼のやり方はマンチェスター・ユナイテッドには合っていなかったんだ」
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(FOOTBALL ZONE編集部)