「カンプ・ノウの奇跡」から20年 ベッカム、カーンらが集結し“伝説の一戦”が再戦へ

98-99シーズンのCL決勝 後半ATの2失点に沈んだバイエルンがマンUに20年越しのリベンジなるか
マンチェスター・ユナイテッドにとっては「カンプ・ノウの奇跡」、バイエルンにとっては「カンプ・ノウの悲劇」として伝えられている1999年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝。伝説の試合として、サッカーファンの記憶に残っている一戦が、当時と同じメンバーを揃えて“再戦”されることになった。英紙「ザ・サン」によれば、歴史的な勝利から20年を記念して、ユナイテッドがチャリティーマッチとして行う予定だという。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
98-99シーズンのCL決勝は、バルセロナのホームであるカンプ・ノウで行われた。試合は、バイエルンが前半6分にMFマリオ・バスラーのFKで先制。スコアはそのまま動かず、勝利を確信したバイエルン側は後半35分にDFローター・マテウス、同42分にバスラーをベンチに下げる。ところが後半アディショナルタイム1分、CKを得たユナイテッドは、FWテディ・シェリンガムがゴール前でこぼれ球を押し込み、土壇場で同点に追い付く。さらに、その2分後には、再びCKからFWオレ・グンナー・スールシャールが得点を決めて2-1と逆転した。試合はこのまま終了し、逆転したユナイテッドの選手たちが雄叫びを上げる一方、バイエルンの選手は、ピッチに倒れ込んだ。
ユナイテッドにとっては史上最高の大逆転劇、バイエルンにとっては最悪のトラウマとなったこの一戦から20年。チャリティーマッチは当時の決勝と同じ5月26日に開催される予定だ。マンチェスター・ユナイテッド基金のスタッフによると、当時の決勝に参戦した選手全員が再戦に合意したという。
ユナイテッドのクラブ関係者は「素晴らしいニュース。忘れられない試合になるだろう」とコメント。ドイツメディア「SPORT BUZZER」は「オリバー・カーン、マテウスらにリベンジのチャンス」と伝えている。