東福岡FW大森、右サイドライン際から驚愕の35m超ロング弾! 「GKが出ていたので…」

東福岡高校【写真:Football ZONE web】
東福岡高校【写真:Football ZONE web】

クロスを警戒した相手の意表を突く技ありゴール、4-0快勝に大きく貢献

 “赤い彗星”こと東福岡のエースが、驚愕の35メートル超ロングシュートで初戦突破に大きく貢献した。第97回全国高校サッカー選手権1回戦、東福岡対浦和南の一戦がNACK5スタジアム大宮で行われ、FW大森真吾がサイドラインぎりぎりからの位置から意表を突いたロングシュートを決めるなど2得点。4-0で勝利に貢献した大森は「打ってみようかな」と即興性の一撃だったと話した。

 ともに全国制覇の経験を持つ名門校同士で1回戦屈指の好カードとなった一戦、スーパーゴールが生まれたのは前半15分、東福岡伝統の4-1-4-1システムでファーストトップを務める大森だった。

 右サイドに流れた大森は、タッチライン際でボールに追いついた瞬間、クロスを警戒する相手GKの位置を見極めてシュートを選択。約35メートルもの距離、そして向かい風のなかでもきっちりとゴール枠内へと飛ばし、先制点を奪い取った。大森の勢いはとどまらず、前半21分には相手DFとGKの連係ミスを見逃さず、無人のゴールに流し込み追加点をゲットした。

 勢いに乗った東福岡はその1分後、右サイドのMF井本寛次からの絶妙なクロスをMF野寄和也のダイビングヘッドで叩き込み、早々と試合を決定づけた。

「ボールが来た時にゴールを見たらGKが出ていたので、『打ってみようかな』と思って放ちました」

 大森は試合後のフラッシュインタビューでこう語った。3大会ぶり4度目の選手権制覇を目指す東福岡にとって、最高の形での白星発進。しかし強豪校が集まったブロックということもあり「相手が強いブロックに入ってしまったんですが、そこで一戦一戦集中して、全国を獲りにいきたいと思っています」とも話した。全国屈指の強豪は浮き足立つことなく、一戦必勝のメンタリティーを崩すことはなさそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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