帝京長岡の2年生FW晴山、大会第1号ハットトリック! 6-0のゴールラッシュ導く

帝京長岡の2年生FW晴山岬【写真:Football ZONE web】
帝京長岡の2年生FW晴山岬【写真:Football ZONE web】

技巧派集団の帝京長岡、高知西に快勝

 大会第1号のハットトリックが飛び出した帝京長岡(新潟)が初戦を大勝で飾った。第97回全国高校サッカー選手権は31日に各地で1回戦を行い、浦和駒場スタジアムでは帝京長岡の2年生FW晴山岬が後半6分までに3得点を挙げ、6-0で高知西(高知)に勝利した。

 帝京長岡は前半12分にMF谷内田哲平が先制点を挙げると、同18分には相手コーナーキックからシュートがクロスバーに当たる大ピンチをしのいだところからのロングカウンターで晴山が抜け出してゴール。後半に入っても3分と6分に晴山が連続ゴールをしてハットトリックを達成。一気に引き離すと同19分にも途中出場のFW冬至直人、同アディショナルタイムには途中出場のMF磯貝飛那大が追加点を挙げてゴールラッシュを締めくくった。

 技巧派集団の帝京長岡にあって、晴山の足下の技術と得点能力は8月の全日本フットサル選手権U-18で優勝したチームで大会MVPを獲得したことでも実証済み。この試合でもGKとの1対1の場面で冷静に蹴り込むところは、フットサルのサイズの小さなゴールに正確に蹴り込む技術が生きた。
 
 初戦のハットトリック達成で大会得点王も視野に入る。21世紀に入った2001年生まれのストライカーは、技術力に優れた中盤の助けも借りて全国の舞台で大暴れしそうだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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