大津が桐光学園に5-0圧勝 MF大竹悠聖がハットトリックでゴールラッシュを牽引

ハットトリックを達成した大津のMF大竹悠聖【写真:Football ZONE web】
ハットトリックを達成した大津のMF大竹悠聖【写真:Football ZONE web】

Jクラブが熱視線を送る桐光学園FW西川はノーゴールで1回戦で姿を消す

 第97回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦の桐光学園(神奈川)対大津(熊本)がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、大津が5-0で快勝を飾った。

 大津にはJ1湘南ベルマーレ加入が内定しているDF福島隼斗、桐光学園にはU-15アジア選手権で大会MVPに輝きJクラブ争奪戦が確実視されているFW西川潤が在籍。1回戦屈指のマッチアップに注目が集まったが、試合は開始直後から大きく動いた。

 前半5分、大津が左サイドのスローインからゴール前へクロスを入れると、ニアに走り込んだFW大崎舜がヘディングで流し込み、幸先よくリードを奪って勢いに乗る。その5分後には大崎が果敢なドリブル突破で右サイドの深い位置まで侵入すると、そこからグラウンダーのクロスを供給。桐光学園の守備陣が引っ張り出されてガラ空きとなったスペースにMF大竹悠聖が走り込み、冷静に右足で押し込んだ。

 試合開始10分で2失点と躓いた桐光学園だが、徐々に落ち着きを取り戻し始め、西川を中心にパスを回しながら攻勢に出る。しかし、最終ラインで堅実で強靭な守備を見せる大津の福島に決定機を潰され、得点を奪えずに前半を折り返した。

 桐光学園の攻撃に受け身となっていた大津は後半13分、鋭いカウンターから大竹が決定的な2ゴール目を奪う。さらに同19分、右サイドでパスを受けた大竹がロングフィードを放り込むと、綺麗な弧を描いたボールは大きな伸びを見せ、そのままゴール左へと吸い込まれてハットトリック達成となった。アディショナルタイムには途中出場のFW宮原愛輝がダメ押し弾を決め、ゴールラッシュで5-0と圧勝した。

 インターハイ準優勝の桐光学園が初戦敗退という波乱。圧倒的な力の差を見せつけた大津が、優勝争いに名乗りを上げている。

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(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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