高校選手権の開幕戦、PK戦11人目までもつれる死闘 那覇西が“GK対決”制し駒澤大高を撃破
PK戦11人目のキッカーは”GK同士” 那覇西のGK新垣がPKストップ&成功で10-9と勝利収める
第97回全国高校サッカー選手権は30日、駒沢陸上競技場で駒澤大高(東京B)と那覇西(沖縄)の開幕戦が行われ、1-1で迎えたPK戦の末、11人目までもつれ込むなか、最後は那覇西のGK新垣凱斗が決めて10-9で勝利を収めた。
駒澤大高は地元開催ということもあり、観客席には多くの人が駆けつけ、スタジアムに響き渡る歓声を送っていた。その後押しを受けるように、駒澤大高は試合序盤から怒涛の攻勢を見せる。しかし、那覇西がゴール前に敷く守備ブロックをなかなか崩せない。
それでも前半36分、CKの場面で、放り込んだボールが逆サイドに流れるも、左サイドからのクロスをMF原田大渡が右足のダイレクトボレーでゴール右上に叩き込み、駒澤大高が先制に成功する。前半の残り時間もゴールを脅かし続け、1-0で試合を折り返した。
しかし、後半は一方的だった流れが変わる。徐々に敵陣に押し込む機会が増えていた那覇西は後半16分、ピッチ中央でFW宮國永遠がパスを受けると、鮮やかにマークをかわし、ボールを運ぶと、ペナルティーエリア外から右足を一閃。矢のように放たれたシュートがゴール右隅に突き刺さり、スコアを振り出しに戻した。
その後、那覇西は畳みかけるように怒涛の攻撃を仕掛け、駒澤大高が耐える展開に。那覇西は後半26分にGKとの1対1の決定機を迎えるも、これを決めきることはできなかった。後半40分には駒澤大高に決定機を与えるも、GK新垣が横っ飛びのスーパーセーブを披露し、窮地を救った。そのまま試合は終了し、開幕戦からいきなりPK戦へと突入することになった。
PK戦は先攻の駒澤大高が1人目で失敗すると、対する那覇西も3人目で失敗。それ以降は両チームのキッカーが冷静にシュートを決め続けて11人目まで突入。”GK対決”となったなか駒澤大高はGK宮崎雅崇が失敗。一方の那覇西はGK新垣が落ち着いて決めて、PKスコア10-9で2回戦進出を決めた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)