バルセロナDFピケ、来季終了後に“引退”と現地紙報道 2021年会長選へ立候補か
2020年にピケ引退とスペイン紙が報じる 引退後の仰天計画とは?
バルセロナのカンテラ(下部組織)育ちで、2008年にマンチェスター・ユナイテッドから出戻ってプレーする元スペイン代表DFジェラール・ピケが、2020年に現役を引退するとスペイン紙「ムンド・デボルティーボ」が報じている。
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来年2月2日に32歳の誕生日を迎えるピケは、バルセロナの下部組織で育ったものの、17歳の時にマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。その後、レアル・サラゴサへのレンタルなども含めて4年間バルサから離れたが、08年に育った古巣バルセロナに復帰した。それから10年の間に、7回のリーグ戦制覇と3回のUEFAチャンピオンズリーグ制覇などを経験。クラブのなかで最も勲章を手にした選手の一人と言っていいだろう。
30歳を超えキャリアの終盤を迎えつつあるピケは、近年引退後のことを考えて様々なことに取り組んでいる。自身がCEOを務め、楽天の三木谷浩史会長も取締役として参画する企業「KOSMOS」にて多種に渡る事業に携わっており、最近ではスペインのFCアンドラの買収にも繋がっていると言われている。
そんな事業家ピケが興味を示しているとされているのが、バルセロナ会長の座だ。数年前にも、その役職を引き受けたい願望を持っていると表明している。
「僕が彼らに言いたいのは、バルセロナの会長になりたいということ。それは僕が引退した時に進みたいステップ。会長として、僕はこのクラブに大いに貢献できると思う。なぜなら情熱を持っているからね。僕のプレーキャリアはいつか終わりを迎える。そして僕が次に進みたいと思うステップは、バルセロナの会長になることなんだ」
このコメントから数年が経った。2021年には現職ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の任期が終わる。その後に行われる会長選挙への準備を整えるため、その1年前となる2020年には現役引退を計画していると報じている。さらに、かつて同僚だったシャビやアンドレス・イニエスタを監督やコーチとして迎え入れ、強化技術部門にはカルレス・プジョルに任せるといった具体的な青写真も描いているという。ともにクラブの黄金期を築き上げた仲間をスタッフとして呼び戻し、新たな黄金期を築き上げようとしているピケの計画は、果たして現実のものとなるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)