リバプールの“シーズン無敗は可能” アーセナルのエメリ監督が称賛「進歩は明らか」
3年前のEL決勝でリバプールと対戦、そこからの進歩は「すごく良い一例」
前節ブライトン戦に引き分けたアーセナルは、上位陣との勝ち点差が少し離れてしまった。そのアーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、ここまで無敗を続ける首位リバプールに対して言及。「現時点で彼らはそれをやっているのだからできると思う」と、リバプールが無敗でシーズンを終える可能性についてコメントしたと、英紙「デイリー・スター」が報じている。
26日のボクシングデーに行われた試合を終えて、前半戦となる19試合が終了したプレミアリーグ。マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドのマンチェスター勢、トットナム、チェルシー、アーセナルのロンドン勢が上位を占めるなかで、首位に立っているのがマージーサイドのリバプールだ。
リバプールはここまで19試合を終えて16勝3分0敗。いまだに無敗をキープし、2位のトットナムとは勝ち点で6差をつけている。このままいけば、“インビンシブルズ”と呼ばれた2003-04シーズンのアーセナル以来となるシーズン無敗の可能性が高まっている。そういった状況を踏まえて、アーセナルのエメリ監督の記者会見場で「リバプールの無敗は可能か」と記者から質問が飛んだ。その問いに対して智将は、「現時点で彼らはそれをやっているのだからできると思う」と語り、立て続けにリバプールの進歩について言及した。
「3年前にUEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝で、セビージャを率いてリバプールと対戦した。それから進歩する過程を見ているが、彼らは非常に良い例だと思う。リバプールの進歩は明らかだ。3年前、彼らはリーグ戦やELを通じて得られるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を得られなかった。なぜなら、彼らは私が率いるセビージャに負けてしまったからね」
またエメリ監督は、リバプールが見せている進歩の過程を見習うべきだと語っている。
「彼らの進歩は、現時点で我々にとってすごく良い一例だ。ただ、我々は自分たちのやり方で素早くステップアップしていくために、自分たち自身にとても多くの要求をしていく必要がある。しかし、我々にも時間が必要だ。だから時には忍耐力が重要になってくる」
リバプールを指揮して4シーズン目となるユルゲン・クロップ監督の下、着実に力をつけたチームはリーグ屈指の実力を誇っている。敵将が称賛するほどの強さを継続し、リバプールは無敗のままシーズンを終え優勝を勝ち取れるのか、後半戦での見どころになるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)