日本代表DF長友、アジア杯の“落とし穴”を警戒 「相手をなめてしまう状態が生まれやすい」

日本代表DF長友佑都【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都【写真:Getty Images】

森保体制で4勝1分と好成績、アジアカップに向けて「落とし穴だらけ」と警鐘

 ガラタサライのDF長友佑都は28日から日本代表に合流し、トレーニングで汗を流した。来年1月にUAEで開催されるアジアカップに向けて、ベテランDFは「落とし穴だらけ」と警鐘を鳴らしている。

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 26日から国内キャンプをスタートさせた日本代表は、年明けのアジアカップに向けてトレーニングを行っている。9日にトルクメニスタン、13日にオマーン、17日にウズベキスタンとグループステージで対戦し、順調に勝ち進めば2月1日に決勝を迎える。

 2011年大会以来の優勝を狙う日本は、今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)後に立ち上がった森保一体制下で5試合・4勝1分と好成績を収めており、アジアカップに向けて期待が高まっている。そんな状況に対して警戒を強めているのが長友だ。

「壁にぶち当たった時に一気に崩れる可能性もある。良い状態で行っているのは嬉しいことでもあるけど、まだ壁にぶち当たっていない。壁に当たった時に、今の若い選手たち、勢いに乗っている選手たちが、どういう捉え方をするのか、どういう成長をするのかが鍵」

 ここまで順調とも言える森保ジャパンの航海が裏目に出る可能性があると指摘する。アジアカップで苦難に直面した時に真価が問われると語った長友だが、ロシアW杯よりも「落とし穴だらけ」と見ている。その理由はこうだ。

「アジアカップは、むしろワールドカップより落とし穴が多いと思っている。ワールドカップは自分たちのプライドを強く持ちすぎずに、相手にリスペクトもしながら戦える。でもアジアカップは、絶対に負けられない、俺たちが一番強いんだという自信が過信に変わってしまう。悪く言えば、相手をなめてしまう精神状態が生まれやすい」

 2011年大会の優勝を経験した長友は、アジアカップ特有の難しさを熟知する。森保ジャパンは様々な壁を乗り越え、2大会ぶりに栄冠を手にできるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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