ミラン加入内定の「ネクスト・カカ」に“本家”がエール 「完璧な選手になってほしい」
ミランOBで同胞のカカが21歳のパケタに助言「自分のプレーをしなければならない」
ACミランは来年1月の加入が内定しているブラジル代表MFルーカス・パケタが、新戦力として注目されている。「ネクスト・カカ」と期待を背負うなかで、“本家”である元ブラジル代表MFカカ氏がパケタへエールを送るとともに「イタリアは世界で最も優れた学校」と話した。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。
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パケタは21歳にしてすでにブラジル代表の招集経験を持つ有望株で、ミランはフラメンゴと移籍金3500万ユーロ(約45億円)に加え、成果ボーナスで最大5000万ユーロ(約65億円)の条件で交渉をまとめ、移籍市場が開く来年1月の正式加入が内定している。トップ下を主戦場とするパケタは、今季のブラジル1部リーグで32試合出場10得点2アシストを記録。南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスでは7試合で2得点を挙げている。
カカ氏はパケタについて「自分のプレーをしなければいけない。最初は比較対象を探されるだろうけど、自分のスタイルでプレーし続けることで、少しずつその状況から解放される。ミランで歴史を作ってほしい。僕はミランで欧州でのキャリアを切り開いた。そこに彼が加入するのは嬉しい」と話している。
自身が話したようにカカはミランで欧州デビューを飾り、2007年にはバロンドールも獲得。2009年にはレアル・マドリードへ移籍したが、その間にカカは5つのタイトルをミランにもたらした“象徴”とも言える存在にまで成長した。
そうしたイタリアに若いパケタが加入することについて、カカは「学校」という表現を用いて成長への期待を語った。
「新しくなる環境やヨーロッパでプレーするプレッシャーと共存することを学ばなければいけない。多くのことを学び取り、持てる才能の全てを使ってプレーすべきだ。彼にとってミランは世界中で最も良いクラブで、良い関係を築けるだろう。イタリアの学校やその他の学校で、もっともっと成長して完璧な選手になってほしい」
同胞のカカからも期待されるパケタは、イタリアでもその才能を発揮しミランの救世主となれるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)