元英代表MFがチェルシー下部組織のコーチ就任へ 「いつかはトップチームの指導者に」

チェルシーOBのジョー・コール【写真:Getty Images】
チェルシーOBのジョー・コール【写真:Getty Images】

チェルシーOBの技巧派MFジョー・コールは、すでにUEFAのA級ライセンスを取得

 元イングランド代表MFジョー・コールは、2019年から古巣であるチェルシーのアカデミーで指導を開始するようだ。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 37歳になったコールは、今年11月に現役引退を発表。現役最後のクラブとなったアメリカ2部相当のUSL(ユナイテッドサッカーリーグ)タンパベイ・ローディーズでは、選手兼アシスタントコーチを務め、すでに指導者のキャリアをスタートさせている。UEFAのA級ライセンスを取得しており、チェルシーは半年間、複数の年代を見させてから、来シーズン、本格的に特定のチームでの指導を任せる意向だという。

 近年、チェルシーのアカデミーは、イングランド国内でも最も多くの成功を収めてきた。U-18チームは、FAユースカップを5連覇しており、UEFAユースリーグも2度制している。MFルベン・ロフタス=チークら、イングランド代表選手を輩出しているが、同時にブレンダン・ロジャーズ(現セルティック監督)、ジョディ・モリス(現ダービー・カウンティの助監督)といった指導者も送り出している。

 英紙「ザ・サン」によれば、チェルシーの選手として数々のタイトルを獲得してきたコールは、「僕は指導者として、多くのことをもたらせると思っている。ローディーズで、そうした役割を任されて、とても楽しかった。夢を叶えたいと思っている若いサッカー選手たちに、僕の経験を伝えていきたい」と、意気込みを語っているという。

「いつの日か、トップチームのコーチングスタッフの一員になりたいね。どの役割になるかは分からないけど。このような形でクラブとの関係を持てる機会を逃したくないし、生涯を通してつながりを持てたらいいね」

 コールとともにイングランド代表でチームメートだった選手では、フランク・ランパードやスティーブン・ジェラードが、指導者としてのキャリアをスタートさせている。将来、彼らが指導者として対戦することがあるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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