ミラン本田に強まる逆風 トップ下交代のみならずシステム変更も
トップ下不在の3トップ採用も
4-3-1-2システムを機能させる上で、解決法は2つ。「まずシンプルな解決法は、ボナべントゥーラ。ミハイロビッチはダービーと同じフォーメーションでいこうとしているが、唯一の疑問は司令塔。本田はあまりにもインテル戦でネガティブだった。最初の練習では、ボナべントゥーラを司令塔にし、ポーリを中盤に入れて、モントリーボとクツカで試していた。スソは今のところ、試さない」と分析。再三、背番号10に対するダメ出しをする一方で、ボナベントゥーラの起用こそが現時点の最良の選択肢と指摘している。
次はシステム変更。悪童の起用だ。「もう一つはバロテッリだ。4-3-1-2システムが4-3-3になる。マリオはFWであって司令塔ではない、ボナヴェントゥーラは中盤であって司令塔ではない。しかしプレー内容が重要で、フォーメーションでが全てではない。セリエAで3トップは難しいが、ミラネッロで練習してみる価値はある」としている。
リバプールから1年間の期限付き移籍でミランに復帰し、キャリア再生をかける問題児ストライカーであるマリオ・バロテッリを先発起用し、カルロス・バッカ、ルイス・アドリアーノとの3トップを結成させるプランだ。ミハイロビッチ監督の標榜する4-3-1-2システムは放棄することになるが、システムよりも試合内容、そして、結果が何よりも大事だという。どちらの選択肢にも背番号10の名前はでてこない。開幕3試合で評価を一気に下げてしまった本田にとっては試練の序盤となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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