ミラン本田に強まる逆風 トップ下交代のみならずシステム変更も

次節はベンチスタートが濃厚

 ACミランの日本代表MF本田圭佑が今季開幕3試合で早くも地元メディアから「ガス欠」と厳しく批判されている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ ・スポルト」が「本田はガス欠。ミランの司令塔はキャスティング」と特集している。
 前節インテルとのミラノダービーでトップ下で今季2度目の先発した本田だが、攻撃面で見せ場がなく、地元メディアから酷評の嵐を受けた。シニシャ・ミハイロビッチ監督は守備時にスペースを埋めるなどの本田の黒子としての仕事ぶりを評価。「泥仕事をしていた」とダービー戦後の記者会見では一定の評価を下したが、ついに沈黙の司令塔に見切りをつける可能性が浮上している。
 記事では「パレルモ戦はミハイロビッチ監督はボナべントゥーラを司令塔に考えている。将来的にはバロテッリとの3トップも考えられる」と指摘。次節パレルモ戦ではこれまでメディアとサポーターの間で待望論の根強いジャコモ・ボナベントゥーラをトップ下で起用する可能性が高まっているという。
 本田に対する評価は芳しくない。「問題ごとには解決法がある。落ち着いて見つければいい。だが、シニシャ・ミハイロビッチのミランにはあまり時間がない。司令塔の問題を解決しようと練習している。本田はフィレンツェでもダービーでも失望させた」と今季出場2試合でのプレーは納得いくものではないという。元U-21スペイン代表MFスソも第2節のエンポリ戦でトップ下で先発したが、特集では「ネガティブだった」と断罪されている。

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