フッキがネイマール超え 今季初戦の2得点でCL現役ブラジル人得点ランク4位に
かつては日本でもプレー
ゼニト(ロシア)のブラジル代表FWフッキが、歴代のブラジル代表ストライカーたちの記録を抜き去った。Jリーグでのプレー経験もある怪物FWはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバレンシア戦で2得点を挙げ、3-2の勝利に貢献。現役ブラジル人選手のCL通算得点で4位となった。
ESPNブラジル版によれば、フッキはCL通算得点を15に伸ばし、歴代のスターたちを追い抜いたという。ワールドカップ歴代2位の得点記録を持つレアル・マドリードや、インテルで活躍したFWロナウド氏や同じくインテルでプレーしたFWアドリアーノ、そして現代表のエース、バルセロナFWネイマー ルの14得点を上回った。CLにおける得点数でブラジル人の1位はACミランやレアルで活躍したMFカカの30得点となっている。
フッキはこのバレンシアとの試合に先発出場。前半9分に、ゴールやや左の位置でパスを受けると得意の左足でシュート。これが右のサイドネットへ突き刺さり、ゼニトが先制に成功する。後半44分にはFWジューバが頭で落としたボールを受けたフッキが、今度はペナルティーエリア外から左足を振り抜いた。強烈な一撃にバレンシアGKジャウメ・ドメネクも反応したが、伸ばした左手のセーブは及ばず、ゴールネットを揺らした。
その後は、CLデビューとなった21歳のDFジョアン・カンセロ、途中出場のMFのアンドレ・ゴメスのゴールでバレンシアが一時は2-2と追い付く激しい打ち合 いとなった。だが、今夏ACミランへの移籍がうわさされていたベルギー代表MFのアクセル・ヴィツェルが後半31分にミドルシュートで決勝点を決めていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images