乾貴士、ベルギー戦の“無回転ミドル”が「ロシアW杯ベスト20」に選出 「芸術作品」
強豪ベルギーのネットを揺らした乾のビューティフルゴールを海外メディアも再評価
ワールドカップ(W杯)イヤーの2018年も間もなく幕を閉じる。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)での逆転負けは日本にとって悔しい結果となったが、MF乾貴士(現ベティス)のミドルシュートが海外メディア選出の「ロシアW杯ベストゴール20」に、「芸術作品」の一つとして堂々ノミネートされている。
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6大会連続6回目のW杯出場となった日本はコロンビア、セネガル、ポーランドとグループリーグで同居。1勝1分1敗で勝ち点、得失点差、総得点でセネガルと並んだなか、フェアプレーポイントの差でH組2位となり、2010年大会以来の決勝トーナメント進出を決めた。
ベルギーとの8強進出を懸けた試合は、一進一退の攻防で0-0のまま前半を折り返すと、後半一気にゲームが動いた。3分、自陣でボールを奪ったMF乾がMF柴崎岳(ヘタフェ)につなぎ、右サイドを駆け上がったMF原口元気(現ハノーファー)にスルーパス。原口は相手DFを背負いながらシュートフェイクを入れて右足を振り抜き、ファーサイドに自身W杯初得点となる先制ゴールを突き刺した。
そして迎えた後半7分だった。ゴール正面でセカンドボールを拾ったMF香川真司(ドルトムント)がタメを作ると乾にパス。ペナルティーエリア外やや右でボールを受けた乾は、迷うことなく右足を一閃。ボールを巧みに捉えた無回転シュートは、ベルギーが誇る名守護神GKティボー・クルトワ(現レアル・マドリード)の手から逃げていくような弾道となりゴール右隅に突き刺さった。
セネガル戦(2-2)でのファインゴールに続く2ゴール目は、W杯1大会で複数ゴールを奪った日本人選手として、MF稲本潤一(02年日韓大会)、MF本田圭佑(10年南アフリカ大会)に次ぐ3人目の記録。試合こそベルギーの猛攻に遭って逆転負けを喫したが、乾の一撃は世界に強烈なインパクトを残した。
チリのスポーツラジオ番組「Al aire libre en Cooperativa」は、「ロシアW杯ベストゴール20」を独自に選定。クロアチア代表MFルカ・モドリッチのアルゼンチン戦のミドル弾や、ベルギー代表が日本を沈めた“14秒カウンター”など名ゴールが並ぶなか、乾も堂々選出され、「芸術作品」の一つとして認定された。
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