元日本代表MF鈴木啓太の「アジア杯展望」 大会経験者が語る“覇権奪還”のカギは?
2007年大会で主力として4強進出に貢献 「アジアでの戦い方には違いがある」
日本代表は来年1月にアジアカップを控える。森保一監督の下で2大会ぶり5回目の優勝を目指す日本代表は、いかにして戦うべきか。現役時代に日本代表として2007年大会に出場し、浦和レッズでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝経験を持つなどアジアでの戦いを熟知する鈴木啓太氏は、「優勝を目指すのを当然」という前提の下で「代表のプライドを持ってほしい」とエールを送った。
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現在はJリーグ全試合を独占中継するDAZNでアンバサダーを務める鈴木氏は、イビチャ・オシム監督の下で臨んだ07年東南アジア共同開催のアジアカップに出場した経験を持つ。灼熱のベトナム・ハノイでベスト4で敗れたチームの主力だった鈴木氏は、浦和では同年に決勝トーナメントでの韓国勢との連戦を勝ち抜くなどしてACLを制した。そうした経験の持ち主だけに、「アジアでの戦い方というのは、違いがあるのは確かです」と話す。
「どの地域でも特有のやりづらさはあるものだと思うんです。例えば南米のアウェーでは、日本で感じることのないようなものがあると思います。日本代表のアジアでの戦いを考えれば、いつもと同じにやりづらいというのか、マッチングが上手くいかない部分があると思うんです。それは相手がやり方を変えてくることに起因するので、単純に力の差だけでは結果が出ないのがサッカーですから、そこで日本代表、森保監督がどういうサッカーで臨むかが注目です」
今大会の組み合わせを見れば、グループリーグでは第1戦でトルクメニスタン(1月9日)、第2戦でオマーン(1月13日)、第3戦でウズベキスタン(1月17日)と大会の前半では比較的に力が劣ると見られる相手との戦いが続く。しかし鈴木氏は「相手も日本代表との試合だから引き分けで良い、とは思わないと思うんです。チャンスを窺ったうえで、3ポイントを取ることをゴールにしているはず。近年アジアのレベルも上がっていますし、単純に引き分けでOKということではなくなっていると思います」と、対戦相手の考え方を推し量っている。
一方で、日本が大会を勝ち進めば後半戦では実力の接近したライバル国との対戦が見込まれる。そうした試合でのポイントに、鈴木氏は「プライド」という言葉を挙げた。
「どこも国を代表して戦っていますから、どの相手にも勝ちにいきます。そのなかでも韓国やオーストラリア、中国は日本には負けないという気持ちでやってきますから、代表のプライドを持ってほしいです。ここまで良い形での強化が図れていると思うので、非常に楽しみですね」
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