英雄ルーニーがモウリーニョ退任劇の舞台裏を激白 「選手は彼に満足していなかった」
マンU時代に管理能力の低さに驚いた過去を番組で暴露 「選手を近くに置こうとしていなかった」
マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、現在はメジャーリーグサッカー(MLS)のDCユナイテッドでプレーする元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは、今月18日にユナイテッドを退任したジョゼ・モウリーニョ前監督に対して、指揮官としての管理能力の低さに驚いた過去があることを、英衛星放送「BTスポーツ」の番組内で明かした。
モウリーニョ前監督はプレミアリーグ第17節のリバプール戦に敗れた後に、チームの指揮権を失いユナイテッドの監督を退任した。その後、クラブOBである元ノルウェー代表FWオーレ・グンナー・スールシャール氏が、暫定監督として指揮官に就任することが発表された。クリスマス前のドタバタ劇となったものの、スールシャール暫定監督体制で最初のゲームとなったカーディフ戦には5-1で勝利。モウリーニョ前監督の退任の余波は限りなく薄く、チームの再スタートは良い船出となっている。
そんななかユナイテッドの歴代最多得点記録を持ち、2016-17シーズンにはモウリーニョ前監督の下でプレーしたルーニーが、衛星放送「BTスポーツ」の番組にゲスト出演。モウリーニョ前監督の管理能力の低さを指摘するとともに、選手とのコミュニケーションが取れていなかったことを告白している。
「個人的な見解だが、彼と一緒にいた1年間で彼が選手を近くに置こうとしていなかったと感じた。そして、それは僕の中でも驚きだった。選手とのコミュニケーションが可能ではなかったんだ。試合で使わなかった選手に対して監督がその理由を説明することで、選手は気持ち的に楽になれることがある。だけど、選手がそうなることはなかった。練習し続け努力する選手に、なぜ試合に使われないか伝えることは非常に難しいと思う」
さらにルーニーは、「大きな問題はジョゼと選手のコミュニケーションだったと思う。そして、選手が彼に満足していなかったことを私は知っている」と語った。フランス代表MFポール・ポグバとの不仲説を含めて、モウリーニョ前監督にはもっと選手目線に立つことが必要だったのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)