アルゼンチン名門クラブが下部組織出身のバルセロナMFを選手兼監督として招聘へ

母国でプレーイングマネージャー構想

 アルゼンチンの名門リーベル・プレートがバルセロナMFハビエル・マスチェラーノのプレイングマネージャー(選手兼監督)就任を希望していると、スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
 現在リーベルは、マスチェラーノとも共にプレーした経験もある元アルゼンチ代表MFマルセロ・ガジャルド監督が指揮を執っている。しかし、ガジャルド監督は2014年の就任後すぐにチームを3度目のコパ・リベルタドーレス優勝に導くなど、指揮官としてその手腕を発揮。そのため、多くのクラブから引く手あまたの存在になるとの予測がされているガジャルド監督とリーベルの契約は2017年までとなってるため、クラブはすでに次期監督候補を考え始めているという。そして、まだ正式なオファーはないものの、その後任にはマスチェラーノの名前が取り沙汰されているようだ。
 リーベルの下部組織出身で、プロデビューも同クラブで果たしたアルゼンチン代表MFは、欧州でのプレーを終えて母国に戻る際には、かねてからプレイングマネージャーとなるプランを持っているともレポートされている。
 移籍の障害となりそうなのは、マスチェラーノがバルセロナとの契約を2018年まで残していることだ。同年にはロシア・ワールドカップ(W杯)が控えている。大会時には34歳を迎えるマスチェラーノにとっては最後のW杯となる可能性もあるため、大会直前のシーズンに移籍するのはリスクを伴うと懸念されている
 困難なミッションになることは間違いないが、それでもリーベルはクラブ出身のスターが監督に就任することを夢見ている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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