3位決定戦リーベル戦、攻撃で最も可能性のあるプレーを見せた安西は「4つ星」評価

【DF】
チョン・スンヒョン　3試合・0得点　★★
センターバックなので当たり前だが、３試合９失点には常に何かしらの形で絡んでおり、その意味で高い評価をすることは難しい。しかし、失点数と同じぐらい大きなピンチも防いでいる。特にレアル戦でサイドの裏を取られたところをカバーし、救ったシーンは出色だった。ただ、山本のバックパスを処理できずベイルに裏を取られたシーン、3失点目はマルセロのパスからベイルにやられたシーンと責めきれない部分はあるものの、もう一つハイレベルな対応力があれば救えたことは確かだ。

山本脩斗　2試合・0得点　★★
レアル戦で痛恨のミスパスをしてしまったが、直前のブロックなど体を張った守備でかなりの失点機を防いだ点は評価する必要がある。ただ、グアダラハラ戦でいきなりブリスエラの突破からゴールにつながるクロスを許すなど、アジアの戦いでは考えられないデュエルの対応不足も見られた。

安西幸輝　3試合・0得点　★★★★
レアル戦はすでに3失点した状況で投入され、すでに全体が機能していないなかで唯一と言っていいチャンスを生み出す存在になっていた。安西という名前のとおり、「諦めたらそこで試合終了ですよ」という名台詞（スラムダンク）を体現するかのようだった。リーベル戦はスタメン出場で左から安部と絡んでチャンスを作るなど、得点につながらなかったものの、上々のパフォーマンスを披露。左サイドバックとしては守備面の対応に課題はあるものの、攻撃で最も可能性のあるプレーをしていたのが、他でもない安西だった。

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