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塩谷のヘディング弾は「少しの慰め」 世界王者レアルへの意地の一撃を地元紙も評価
3点ビハインドの劣勢のなか、元鹿島FWカイオのアシストを受けて今大会2ゴール目
FIFAクラブワールドカップ(W杯)決勝が現地時間22日に行われ、欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が開催国代表のアルアインを4-1で一蹴し、史上初の同一クラブ3連覇を果たした。圧倒的な力を示したレアルに対して、アル・アインで一矢報いたのは元日本代表DF塩谷司だ。セットプレーからのヘディングシュートでの一撃について、UAEの地元紙「The National」も留飲を下げている。
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試合は前半14分、今年のバロンドールを獲得したクロアチア代表MFルカ・モドリッチの鮮やかなミドルシュートに始まり、後半15分にはスペイン人MFマルコス・ジョレンテ、34分にはキャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの強烈なヘディングシュートとレアルの総合力ばかりが目立った。しかし後半41分、右サイドのフリーキックで元鹿島アントラーズのブラジル人FWカイオからのボールを塩谷が頭でそらすと、ふわりとした軌道を描いてゴール左隅に収まった。
「シオタニはフリーキックからGKティボー・クルトワの頭上を超えてゴールとなった。それはほんの少しの慰めとなった」
開催国でスタジアムもアル・アインの応援ムードに包まれるなか、差を見せつけられた形となっただけに、塩谷のゴールには勇気づけられたのだろう。今回の準優勝という結果について「この大会でアル・アインがUAEをクラブサッカーの地図に組み込んだことは、彼らが築いた価値だろう」と誇らしい結果だったと評価している。
試合後にはレアルのサンティアゴ・ソラーリ監督とも談笑する場面もあった塩谷。クラブW杯でレアル戦を含めて2ゴールを決めた元日本代表DFは、中東の地でもしっかりと立ち位置を築いていることを広く証明した。
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