司令塔エジルの居場所なし? アーセナルが来年1月のレンタル放出を検討と英紙報道
エメリ監督の信頼を得られず、リーグカップ準々決勝でもまさかのメンバー外
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルが今冬にも退団するかもしれない。2021年までの契約延長を結んでから1年経たずにチームを去る可能性があるが、ウナイ・エメリ監督の信頼を得られていないことや、高額の年俸の影響が大きいようだ。英紙「タイムズ」の報道をドイツ紙「ビルト」などが伝えている。
今季からチームを率いるエメリ監督の下、エジルはシステムに適応できず苦戦。背中の痛みでリーグ戦を3試合連続欠場したこともあって、先発出場は公式戦26試合中11試合にとどまっている。さらに、現地時間19日に行われたリーグカップ準々決勝トットナム戦(0-2)ではメンバー外となり、ファンを驚かせた。
エジル不在についてエメリ監督は「戦術的な理由」と説明したが、背番号10番の今後が懸念されている。
こうしたなか「タイムズ」紙は、適切なオファーがあればアーセナルがエジルを売りたいと考えていると報道。週給35万ポンド(約4900万円)と、クラブで最も高額な給与を手にしているエジルを売却して人件費を切り詰め、新加入選手の枠を作りたい考えだという。クラブ側はすでに1月のレンタル移籍でのエジル放出も視野に入れているようだ。
今年2月にアーセナルと2021年まで契約延長し、クラブ最高の給与所得者となったエジルだが、7月にエメリ監督が就任してから事は上手く運んでいない。
ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によれば、セリエAの名門インテルのオファーをすでに2度断っているというエジル。長年アーセナルで攻撃のタクトを振ってきたなか、今冬に新天地に向かうことになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)