ミランがトレード画策 苦境のイグアインを“また貸し”、数年来の候補モラタを獲得へ
不振でミランは買取オプション行使に難色 新たなストライカー獲得にモラタが浮上
アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの処遇に悩むACミランが、冬の移籍市場でチェルシーのスペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得を狙っているという。イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」などが報じている。
イグアインは今季、ユベントスから買い取りオプション付きで1年間の期限付き移籍をしている。年俸900万ユーロ(約11億7000万円)はミラン支払いで、買い取る場合は3600万ユーロ(約46億8000万円)という契約とされている。しかし、ここまでリーグ戦12試合5得点のイグアインは7戦連続ノーゴール中で、ミランの経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」は買い取りに難色を示していると報じられてきた。
その状況は、現地時間18日のセリエA第16節ボローニャ戦(0-0)でイグアインとの2トップで出場したイタリア代表FWパトリック・クトローネが交代を命じられた際、ベンチに向かって「なぜ自分が交代なんだ」という言葉を発したことからも、チーム内での信頼度の低さが示されている。
そうしたなかで、そのイグアインの処遇で交換トレードが浮上しているという。チェルシーを率いるのはナポリ時代にイグアインを指導したマウリツィオ・サッリ監督であり、ミランにとってもモラタは数年来の獲得候補に挙がっていた選手だ。
しかし、イグアインの保有権はユベントスにあるため、交渉はトリッキーなものになると予想されている。ユベントスがいわゆる“また貸し”という形をとって様々な差額をミランが負担するのか、ミランがイグアインを買い取ってトレードのカードとして提示するのか、どちらかが必要とされる。
いずれにしてもユベントスはイグアインの保有そのものにこだわりはなく、放出となった場合に予定された金額を回収できるかが焦点だとされる。結果を出せていないことで立場が厳しくなっているイグアインを巡る交渉は、冬の移籍市場でどのような進展を見せるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)