モウリーニョのレアル監督“復帰説”に主将ラモスが言及 「僕らはモウなしの期間を…」

かつてレアルを率いたジョゼ・モウリーニョ氏【写真:Getty Images】
かつてレアルを率いたジョゼ・モウリーニョ氏【写真:Getty Images】

クラブW杯の公式会見でコメント 「皆さんはソラーリをリスペクトすべき」

 レアル・マドリードは現地時間22日に行われるFIFAクラブワールドカップ(W杯)決勝アル・アイン戦に向けて、前日トレーニングと公式会見に臨んだ。その会見に出席したのは、キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスだ。現在チームはサンティアゴ・ソラーリ監督の下で復調傾向にあるなか、元レアル指揮官で先日マンチェスター・ユナイテッドをシーズン途中で退任したジョゼ・モウリーニョ氏について言及している。スペイン紙「AS」が報じた。

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 準決勝で鹿島アントラーズを3-1で下し、クラブW杯3連覇の偉業へ王手をかけたレアル。2013年から下部組織で指導していたソラーリ監督らしく、MFマルコス・ジョレンテ、MFルーカス・バスケスといったレアル育ちのスペイン人選手を起用する一方、ブラジル代表MFカゼミーロ、スペイン代表MFイスコをベンチに置く布陣で臨み、勝利を得ている。それについてラモスは、キャプテンの立場として納得のようだ。

「マドリードが持っている長所は競争だ。このチームは非常に高いレベルにあるし、チームの最終的な決定とディテールは監督によって決断されているからね」

 このように指揮官の采配に全幅の信頼を寄せていると明言した。それとともに会見で問われたのは、モウリーニョ氏についてのコメントだった。10年から13年までレアルを率いた経験を持つ名将だが、ユナイテッドを率いて3年目のシーズン途中に退任となり、フリーの身になった。今後の去就に注目が集まるなか、ラモスはこのように語っている。

「僕らはモウなしの期間を5年間過ごしてきたが、彼は数多くのパーソナリティーで売る人物だからね……。皆さんはソラーリをリスペクトすべきだし、みんなが彼の下でトレーニングを積んでいる」

 モウリーニョ氏の強すぎる個性について触れ、現状はソラーリ監督の下でまとまっていると強調した。ビッグネームの噂は選手だけでなく、監督でも毎日湧き出るのが“白い巨人”の異名を持つレアルたる所以だが、ラモスとしては現体制で突き進むことこそがチーム力アップの大前提と捉えているようだ。

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