レアル移籍阻止へ、アザールにクラブ史上最高年俸を準備 サッリ監督「あとは彼次第」
レアル・マドリードと相思相愛のアザールに、チェルシーが新契約を提示と報道
ここ数年、夏と冬の移籍市場が開くたびに話題になるのが、ベルギー代表MFエデン・アザールの移籍話だ。冬の移籍市場のオープンを間近に控え、ベルギー代表“10番”の周囲は、またもや賑やかになってきた。英紙「デイリー・エクスプレス」は、現所属クラブであるチェルシーがエースを引き留めるために、新契約を提示したと報じている。
27歳という選手として脂ののった時期に差しかかったアザール。世界でも有数のアタッカーは、かねてからレアル・マドリード(スペイン)への憧れを公言している。またレアルも、数年前からアザール獲得に向けて、チェルシーに対してアプローチをしてきた。
相思相愛の両者だが、アザールが白いユニフォームを着る機会は来るのだろうか。アザールとチェルシーの契約は2020年6月までとなっており、チェルシーが違約金を要求するためには、来年の冬の移籍市場までに彼を売却しなければならない。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られる4位以内への熾烈な争いを繰り広げているチェルシーにとって、アザールは絶対に残しておきたい戦力だ。エースを残留させるために、チェルシーはクラブ史上最高額となる週給30万ポンド(約4220万円)の年俸を用意する準備があるという。
アザールの残留を強く願うマウリツィオ・サッリ監督は、条件付きで残ってほしいと訴える。
「他のスペシャルな選手たちと同じように、エデンが我々にとって重要な選手であるのは、誰もが知っているだろう。(残るかどうか)あとは彼次第だ。クラブは即座に新しい契約を結ぶ準備ができている。それを更新するかどうかは、彼次第なんだ。もちろん、エデンには残留してほしい。だが、ここでプレーすることを望んでいる彼でなければ、意味がないんだ」
2017-18シーズン、5位に低迷してCL出場権を失ったチェルシー。今季の第16節ではそれまで無敗だったマンチェスター・シティに初黒星をつけ、4位に位置している。最大のスター選手だったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをユベントスに放出したレアルにとっても、2月から始まるCL決勝トーナメントに向けて、アザールは獲得したい選手だ。相思相愛の両者だが、チェルシーは20年1月までに新契約書にサインをもらい、流出を阻止できるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)