ウルグアイを破ったコスタリカがイタリアと対戦。「オッズ」はイタリア有利も、サプライズの可能性は十分に
グループAはまずまず順当として、スペインが2戦目で敗退確定となったグループBは、今のところ最大の大番狂わせと言える。オランダはもちろん、チリの強さも分かっていたとはいえ、まさか2試合で7失点、唯一の得点がPKというスペインの散々な結果は、誰にとっても驚きだろう。
グループCは、われらが日本代表に対する天井知らずの期待値を別に考えると、ライバルたちとの拮抗した力関係からしても、十分に想定できる星取りではある。4年間の歳月をかけてつくり上げた日本の攻撃サッカーが、全くと言っていい程に結実していないことは甚だ残念だが…。
そして、グループD。日本時間6月20日午前4時からの試合で、イングランドは早くも2敗目を喫した。勝ち残りの可能性がわずかに残ってはいるものの、かなり厳しくなった。ただ、このような結果を予想した人は、少なからずいるのではなかろうか。「同グループにイタリアとウルグアイがいれば、さもありなん」と。事実、敗戦した2試合とも内容的には拮抗していた。
グループDのサプライズはむしろ、前回大会4位のウルグアイがコスタリカに破れたことだろう。ルイス・スアレス抜きだったとはいえ、あの狡猾なウルグアイがコスタリカに屈するとは考えてもみなかった。スペイン大敗の陰に隠れたが、これも番狂わせには違いない。