元鹿島FWカイオ、クラブW杯での活躍で欧州強豪へ? ポルトガル2クラブが熱視線

アル・アインFWカイオ【写真:Getty Images】
アル・アインFWカイオ【写真:Getty Images】

アル・アインを決勝へ導いたカイオにポルトとベンフィカが関心

 アル・アインは現地時間18日、FIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝で南米王者リーベル・プレートと対戦し、2-2で迎えたPK戦を5-4で制し、決勝進出を果たした。この日ゴールを奪ったFWカイオの活躍を受け、ポルトガルの強豪2クラブが獲得に熱視線を送っていると、ポルトガル紙「ア・ボラ」が報じている。

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 24歳のカイオは2011年から千葉国際高校に在籍し、14年に鹿島へ加入。1年目から出場機会をつかむと、リーグ戦30試合8ゴールの成績を残してJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いた。当時は将来的な日本国籍取得と日本代表入りも話題になるほどで、その後も成長を続けたカイオは鹿島攻撃陣に不可欠な存在となっていった。

 しかし、2016年のファーストステージ優勝を置き土産に、夏にアル・アインへと電撃移籍。UAEの地でも加入1年目から公式戦15ゴール13アシストと大活躍した。今季もリーグ戦12試合で4ゴール7アシストを記録しており、チームの中心選手として輝きを放っている。

 開催国代表として迎えた今回のクラブW杯でも、準決勝のリーベル・プレート戦で同僚DF塩谷司のアシストから値千金の同点ゴールを奪い、PK戦の末に勝利をつかみ取った。決勝進出の原動力となったカイオに対し、ポルトガルの名門であるポルトとベンフィカが獲得を画策しているという。

 記事によると、カイオに対してポルトは1月の移籍市場での獲得を模索しており、ベンフィカは最大120万ユーロ(約1億5000万円)の年俸でオファーするとのことだが、これはアル・アインで得ている収入の半分程度になるという。しかし、その差額分をボーナスで補填する意向のようだ。

 22日にはレアルとの決勝を控えているが、欧州王者を相手にどこまで力を発揮できるのか。ポルトガルの名門も、その活躍を注視することになりそうだ。

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