横浜FM監督、母国Aリーグに改革の必要性訴える 「日本人は常に向上したいと…」
元豪州代表監督が訴える“アジア枠”の有効活用 「学べることはたくさんある」
Jリーグは17シーズンより、提携国の選手は外国籍選手の人数に含めないルールを設けている。19シーズンは、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの選手については、外国籍選手の人数に含めないことになるが、ポステコグルー監督は、この制度のポジティブな意味合いを強調する。
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「彼らはタイやベトナムと連携し、その国の選手たちを外国籍枠に含んでいない。そうした国の人々に、もっとJリーグを見てもらおうとする狙いがあるからなんだ」
ギリシャ出身のオーストラリア人監督は、競技面でのメリットも口にする。彼が具体例に挙げたのは、ヴィッセル神戸のDFティーラトン、サンフレッチェ広島のFWティーラシン、札幌のMFチャナティップというタイ代表トリオだ。
「ティーラシンは、最高のシーズンを過ごした。彼は大きなインパクトを残した。また、ほかの2人のタイ代表選手についても、Jリーグにいるオーストラリア人選手たちよりも大きなインパクトを残している」
こうした現実に目を向けなければいけないと、ポステコグルー監督は訴える。
「オーストラリア代表はアウェーでタイ代表と対戦した時に引き分けた。私たちは、彼らのやり方にハマってしまい、良いプレーをすることはできなかった。でも、私たちは自分たちが彼らとは違うレベルにいると思ってしまい、その現実を見ていない。そうしてしまうことで、私たちは重要なチャンスを逃している。なぜなら、彼らも私たちと同じくらいにサッカーという競技を愛しているからだ。もしかしたら、彼らは私たち以上に情熱を持っている。そんな彼らから学べることは、たくさんあるんだ」
15年の自国開催のアジアカップを制したオーストラリアは、06年以降は4大会連続でワールドカップに出場している。彼らがアジアに対して、より広く門戸を開くようになれば、アジア全体のレベルアップにもつながるだろう。かつてオーストラリアには馴染みのなかったポゼッションサッカーの定着を進めたポステコグルー監督は、今後も同国にさまざまな刺激をもたらしそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)