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カイオ&塩谷、鹿島と“史上初アジア勢決勝”熱望 「鹿島とやりたい」「僕からしたら贅沢」
リーベルプレート戦で2失点、塩谷が言及「対応の難しさは一つ勉強になった」
UAEで12日に開幕したFIFAクラブワールドカップ(W杯)は18日に準決勝第1試合が行われ、開幕戦(プレーオフ)から勝ち上がってきた開催国代表アル・アインが南米王者リーベルプレートと対戦した(2-2/5PK4)。
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CKからスウェーデン代表FWベリが押し込み、アル・アインが幸先良くゴールを奪ったが、リーベルは右サイドを起点とした攻撃で2ゴールと逆転。追う立場となったアル・アインはベリが前線で粘ったところから、エジプト代表FWシャハトがゴールネットを揺らすもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でオフサイドと判定され同点ゴールは認められなかった。
しかし、後半6分に元鹿島アントラーズFWカイオが元日本代表DF塩谷司と効果的なパス交換で左サイドからペナルティーエリア内に侵入すると、マーカーを鋭くかわして右足を一閃。ゴール左にシュートを突き刺した。そこからカイオやシャハトの仕掛けから逆転ゴールを狙うアル・アインだが、結局どちらも勝ち越しゴールを奪えずにPK戦へ突入した。
アル・アインはカイオが最初のキッカーを務めて冷静に決めると、塩谷も続いた。一方のリーベルもUAE代表GKエイサが反応する方向と逆に蹴れていたが、5人目のシュートをエイサが止め、アル・アインに歓喜の瞬間が訪れた。
「ホームというのは違うのかな。独特の雰囲気。アウェーのサポーターもたくさん来てますけど、やっぱりサポーターの力は大きかった」と塩谷は振り返る。2つの失点はカイトと塩谷が務める左サイドからだった。
「ミーティングと練習で確認したんですけど、前半上手くいかなくて、でもこのレベルになるとそういうところから決められるので。2点目はちょっとミスからだったりしましたけど、ああいうところを突いてくる。ああいうところの対応の難しさは一つ勉強になった」(塩谷)
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河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。