ひたむきに、まずは1勝を

　コートジボワール戦で強烈な先制点を決めた本田。体を張った守備などでの貢献も目立つが、残念ながら初戦の一発以外で、攻撃に大きな違いを生むことはできていない。

「今からは、たたくとしても大会が終わってからにしてほしい。大会中はメディアとしてではなく、日本人として日本代表を応援してほしい」

　W杯開幕前こう訴えた本田だが、ザックジャパンは2試合を終えて勝ち点1。コロンビアとの1次リーグ最終戦を前に自力突破の可能性は霧散している。コロンビア戦でゴールを量産できなければ、罵声と共に終焉が訪れることになる。

「コロンビアはもう突破が決まってるんで…。自分たちに必要なことは、とにかく勝ち点3を目指して戦いにいくことだと思います。今日は攻撃的にいったんですけど、ギリシャの堅い守備を破ることができなかった。コロンビア戦は勝ち点3を目指して頑張りたいと思います。現状には満足してませんし、応援してくれているファンのために、何とか勝ち点3を取りたいと思います」

　ビッグマウスと称される、いつもの景気のいい言葉はなかった。真摯にひたむきに、本田は今大会の1勝目を目指す。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト＆アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで